本人が何食わぬ顔で眠りながらも、不快な音で周囲の人の眠りを妨害する行為に歯ぎしりがあります。歯ぎしりの音にはいくつかのパターンがあります。歯をすり合わせて鳴らすギシギシ型、歯を食いしばるガリガリ型、そして歯をカチカチ鳴らすカチカチ型など。自分で意識して歯をこすり合わせても歯ぎしりのときのような大きな音は決して出ません。歯は大きな圧力に耐えられる組織ですが、通常は上下の歯は接触しないように想定されていて、持続力には弱いのです。1日24時間中、上下の歯が接触している時間は、咀嚼するときを含めて、わずか8−12分程度です。ほとんどの時間は接触していないのです。それなのに、歯ぎしりのように何十分もかしめていれば、その力を受け止める歯や組織にも無理がかかります。その無理な力が徐々に歯を支えている骨を溶かし、歯周病を進行させていきます。また歯ぎしりはあごや頭の筋肉を酷使するため、肩こりや頭痛を併発することも多く、原因不明な頭痛、朝起きたときのあごのこわばり、疲れは歯ぎしりをしている可能性があります。今では害を及ぼす歯ぎしりは寝ている間にはめる装置などで予防することもできます。となりに寝ていて歯ぎしりされる時は教えてあげて下さい。
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